意識しないと嫌な上司なってしまう拘り(こだわり)とは?

 

役職がついてからなんとなく後輩や同期の社員と溝が出来てしまったように感じたことはありませんか?友達と仕事仲間は違うので必要以上にベタベタと仲良くする必要はありませんが、もしかしたら今あなたは『自分が新人の頃に「嫌な上司だな」と思っていた上司像』にいつの間にか近づいてしまっている可能性があります。

 

「いつの間にか嫌な上司」にならない3つのポイント

  • 必要以上に役職に拘らない
  • コミュニケーションに拘らない
  • 育て上げることに拘らない

 

必要以上に役職に拘らない

部下からのメール、部下に普段呼ばれるときに役職名もしくは自分の名前+役職名でないと厳しく注意する、単純に役職を間違えてしまっただけなのに厳しく注意する、会議の時に部下にだけ考えされて自分は批評しかしないなどの態度は役職に拘りすぎです。

 

役職名を間違えることは失礼に当たりますのでもちろん間違えてしまった人が悪いのですが、そこまであなた自身が厳しく注意する必要があるのでしょうか?「自分がその役職者だと認めてもらえていない」という不安を隠す為に怒っていませんか?

 

役職で呼ばれなかったり、正しい役職を覚えてもらえないのは「その役職」者だと認めてもらえてない可能性もあります。会社によって役職者の呼び方に違いはあると思いますが、大切なのは「呼び方」ではなく「存在」が役職者であることです。

 

そして会議では批評することが役職者の仕事ではありません。伝えなければならないことはしっかり伝える、話が反れて来たら戻す、良い提案が集まらなければ持ち帰りにして仕切りなおす、会議の開始・終了時間を守れるように勧めるなど「有意義な会議」にすることが仕事の出来る上司であり、「いつの間にか嫌な上司」にならない方法です。

 

コミュニケーションに拘らない

自分の手が空いている時にウロウロして部下に話しかけることで「自分は部下とコミュニケーションが取れている」と思う方がいますが、その話しかけられた相手は今手が空いているのでしょうか?もしかしたらあなたが上司だから手を止めてお話ししてくれたということはありませんか?

 

コミュニケーションは「自分が暇なときに話しかける」ことではありません。「いつの間にか嫌な上司」にならない為には話しかけるタイミングを見極めなくてはなりません。話しかけるタイミングをきちんと見極められなければ、業務時間外でコミュニケーションを取るようにしたほうが賢明です。

 

にこやかに挨拶をすることだけでも充分です。それだけでコミュニケーションが取れたことになるのかと不安になる方もいると思いますが、そもそもなぜコミュニケーションを取らなければならないのかという原点から考えると、それは仕事を円滑に回す為です。

 

「仕事を円滑に回す」ということを具体的にイメージすると、部下が自分を信頼してくれて指示を守って仕事をして時には良い提案をしてくれる、こんな感じになると思います。では、そのようになる為にはどうすればいいのか。

 

答えは部下に「この人は敵ではない」と認識してもらうことです。

 

ですので自分から話しかけなくても、温和な人、話しかけやすい人だと思ってもらえばコミュニケーションは相手のほうから取ろうとしてくれるのです。役職がつくと自分の上司から「部下とよくコミュニケーションをとって…」などと言われることも多いかと思います。

 

真面目な方ですとそれを真に受けて部下とたくさんのお話をしようとします。当然あなたの上司は表面上のことしか見えてないのであなたを褒めてくれるかもしれません。ですが上司の言葉をそのまま受け取り、タイミングを見極めずコミュニケーションを取ることに拘りすぎてしまうと「いつの間にか嫌な上司」になってしまいますので気を付けましょう。

 

育て上げることに拘らない

自分の部下がすごく仕事が出来る、しかもそれが自分の下についてから、もしくは、自分が色々面倒見て育てたから。

 

これは部下が出来た時に誰もが夢見る上司像ではないでしょうか。部下を育て上げれば上からの評判も上々、育てた部下から「〇〇さんのおかげです!」なんて言われれば上司としてこんなに嬉しいことはありませんね。

 

しかし、現実には「現状維持が希望」の社員がいることを忘れてはいけません。出世したいとかお給料をたくさん欲しいとか名声が欲しいなど誰しもが野心を持っていて会社に来ているわけではありません。
現状維持を希望している部下に「もっと頑張れ!」「お前なら出来る!」などといくら言ってもついてきてくれません。それを望んでないからです。「いつの間にか嫌な上司」にならない為にも部下の仕事に対する姿勢は適切にくみ取りましょう。

 

自分ではそんなつもりがなくても「いつの間にか嫌な上司」になってしまうことは多々あります。

 

そうならない為に「必要以上に役職に拘らない」「コミュニケーションに拘らない」「育て上げることに拘らない」、この3つのことをどうか忘れないでください。

 

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